[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米ニューヨーク州南部地区連邦地裁は1日、仏金融大手BNPパリバ<BNPP.PA>が米国の経済制裁対象国向けに違法な取引を行ったとして、同行に総額89億ドル(約1兆0700億円)の支払いを命じた。執行猶予5年も言い渡した。

同地裁のローナ・スコフィールド判事は判決で、88億3000万ドルの没収と1億4000万ドルの罰金に加え、コンプライアンス(法令順守)体制の強化を正式に命じた。

米司法省が法廷で示したプログラムに基づき、支払金の一部は米国の制裁対象国であるスーダン、キューバ、イランによって迫害を受けた人々のために使われる可能性がある。

BNPパリバの法律顧問ジョルジュ・ディラニ氏は判事に対し、同行は完全な行為責任を認め、ボナフェ最高経営責任者(CEO)の個人的な指導の下で経営方針の見直しを進めていると説明。「今回見られたような行為を容認することは絶対にない」と述べた。司法省によると、海外の銀行が米経済制裁違反で有罪を認めたのは今回が初めて。

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