[東京 10日 ロイター] - ファミリーマート<8028.T>とユニーグループ・ホールディングス <8270.T>は10日、経営統合協議を開始すると発表した。両社は2016年9月をめどとして経営統合を行うべく、「統合検討委員会」を設置し、詳細な検討を開始する。合併比率は、今年8月の基本合意書締結までに決める。

ファミマの中山勇社長は会見で「消費者の利便性が高まり、良かったといわれるものができると確信している」と、統合会社に自信を示した。

経営統合後の本店所在地や役員構成、組織、ブランドなどについては、今後、協議のうえで決める。一方、「ファミリーマート」「サークルK」「サンクス」とあるコンビニエンスストアの店舗名については「ブランドを一本化することを軸として、今後検討する」と明記した。

経営統合のストラクチャーとしては、ファミマがユニーGHDを吸収合併する形となる。

両社は、経営統合について「競争を勝ち抜くためには、両社の経営資源を結集し、新たな小売りグループを形成することが必要との結論に至った」と説明している。国内での事業拡大のほか、アジアでのコンビニ事業の強化も図る。総合スーパー(GMS)については、ユニーの事業オペレーションのノウハウとファミマの物流の活用などにより、東海・関東圏を中心に成長を図りたい考え。

中山社長は、コンビニトップの店舗網を有することで「社会や消費者の問題を解決する、第3フェーズに入った新しいコンビニを展開することができる」と述べた。

両社の経営統合が実現すれば、2014年2月期の単純合算で、連結売上高で1兆3700億円(全店売上高では3兆5500億円)、営業利益で680億円規模の小売りグループとなる。

コンビニ事業を見た場合、チェーン全店売上高は2兆6700億円となり、ローソンの1兆9453億円を抜いて、業界第2位となる。また、店舗数も単純合計で業界トップのセブン―イレブン・ジャパンと同水準に拡大する。

ユニーGHDの佐古則男社長は「2強になるため、真っ向勝負できる規模になり得た。一つの戦いができる素地ができた」とし、人口減や高齢化、共働きなどの社会変化に対応したコンビニの成長に期待を示した。一方、GMSの再建については「コンビニの発想の豊かさ、改革性をGMSに提案して頂きたい」と指摘。「GMSの課題を率直に反省して、数年間で具体的に改善する」と述べたものの、具体策はこれからとなる。

*内容を追加します。

(清水律子 編集:宮崎大)

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