[26日 ロイター] - <為替> ドルが反発した。朝方発表の米1月コア消費者物価指数や1月耐久財受注が市場予想を上回り、米連邦準備理事会(FRB)による今年半ばの利上げ期待が再び高まった。ドルは主要通貨に対して上げ幅を拡大し、ドルの主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は1か月ぶり高値を付けた。

米サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁やセントルイス連銀総裁のブラード総裁が早期の利上げを示唆したことや、ブラード総裁がドルが米経済や金融政策に与える影響はごくわずかだと発言したこともドルの押し上げ要因となった。

一方イエレンFRB議長が今週の議会証言で早期の利上げに慎重姿勢を示したことで、年末まではドルの上昇はないとみるアナリストもいる。

<債券> 国債価格が下落。朝方発表された1月の米消費者物価コア指数が市場予想を上回って上昇したことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の政策スタンスが一段とハト派的になるとの観測が若干後退した。

午後に実施された7年債入札は低調な結果に終わった。

1月の米CPIは、総合指数が前月比0.7%低下と、予想の0.6%を超えて低下し、2008年12月以来の大幅な落ち込みとなった。ただ、トレーダーの間では、コア指数が前月比0.2%上昇し、市場予想の0.1%上昇を上回る伸びとなったことが注目された。

米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、経済指標が予想通りなら、FRBはおそらく「今年の夏か秋のいずれかの時点で」利上げに着手するとの見方を示した。

コアCPIによって、FRBが一段とハト派な政策スタンスになるとの見方は後退したものの、より明確な金利の道筋に関しては一段の指標を見極める必要があることから、アナリストの間からは、コアCPIの影響は限定的との声も聞かれた。

<株式> 原油価格下落を受けエネルギー関連株に売りが出たことでダウとS&P総合500種が小幅安となったものの、ナスダック総合は反発して引けた。

原油価格は米原油在庫の予想外の増加を嫌い48ドル台に下落。エネルギー関連株ではエクソン・モービル<XOM.N>が1.1%下げた。

半面、ハイテク株は全般に堅調で、ナスダック指数を下支えした。ネットワーク機器のエミュレックス<ELX.N>に買収を提案した半導体のアバゴ・テクノロジーズ<AVGO.O>は14.7%上昇。エミュレックスも24.7%急進した。

この日の米経済指標は強弱まちまち。1月消費者物価指数(CPI)はガソリン安が響いて2008年12月以来の大幅な落ち込み。週間失業保険申請は前週から増えて、1月耐久財受注は増加した。

<金先物> 続伸。米早期利上げ観測が後退する中、ショートカバーやポジション調整の買いなどが先行した。中国の春節(旧正月)を終え、同国の実需筋の買い意欲がおう盛だったことも相場を支えた。

<米原油先物> 大幅反落。米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した週報で、原油在庫の積み増し幅が市場予想の2倍以上に膨らみ、この日の天然ガス在庫も予想ほど減少しなかった。このため、前日の買いを支えた需給の引き締まり期待が後退、ほぼ終日にわたり利益確定の売りに押された。

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