[東京 17日 ロイター] - 近鉄エクスプレス<9375.T>は17日、シンガポールの物流会社APLロジスティクス(APLL)を1442億円で買収することで合意したと発表した。北米、アジアなどの国際物流網を拡大するとともに、取り扱い品目も拡充しグローバルな事業拡大を目指す。

買収するAPLLは、北米やアジアを中心に事業を展開している物流会社で、自動車・リテール産業の取り扱い品目を強みとしている。近鉄エクスプレスにとって国際的な航空・海上輸送サービスの拡充につながる一方で、売却先を模索していたAPLLの親会社ネプチューン・オリエント・ラインズとの思惑も一致した。

近鉄エクスプレスは中期経営計画で、世界的な物流会社として欧米の競合他社と戦うために、新興国でのプレゼンス向上、自動車やヘルスケアなど取扱い品目の拡大のほか、航空貨物事業への依存度を減らすために海上貨物やロジスティクス事業の拡大などを経営の重点課題に挙げていた。

買収資金は銀行借入れと自己資金で賄う予定。今回の買収による2015年3月期の業績予想への影響はない。16年3月期以降については、詳細が分かり次第開示するとしている。

近鉄エクスプレスのファイナンシャル・アドバイザー(FA)は野村、ネプチューンはシティとHSBC。

*内容を追加します。

(江本恵美、安藤律子)

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