活況を呈する非鉄金属セクターで放つ強み
住友金属鉱山の躍進は、もちろん、同社単独の現象ではありません。銅価格の上昇を背景に、三菱マテリアル<5711>が約8年ぶりの高値を付けているほか、JX金属<5016>も急騰するなど、非鉄金属セクター全体が活況を呈しています。
また、金に関連しては、貴金属リサイクルに強みを持つDOWAホールディングス<5714>なども買い進められており、資源高の恩恵が業界全体に広がっています。
こうした中、鉱山を自社保有する住友金属鉱山にとっては、販売価格の上昇が直接的な利益貢献につながる、という圧倒的な強みがあります。
同社の現在の株価動向は、「資源供給のボトルネック」と「AI・次世代インフラ需要」というマクロ経済の大きな潮流を完璧に捉えた結果と言えます。いわば「銅」という強力なジェットエンジンに、「金」という高出力のターボチャージャーが加わった双発機のような状態です。
投資家は、目標株価を超えて突き進む住友金属鉱山の勢いがどこまで持続するのかを注視しています。
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[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター
一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。
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