シェミアトコフスキーのX(旧ツイッター)投稿

シェミアトコフスキーも同様の方向転換を行っている。彼は暗号資産に長いこと懐疑的だったが、昨年2月、X(旧ツイッター)に「オーケー、降参だ。クラーナと私は暗号資産を受け入れる」と書き込んだ。このポストは117万回閲覧された。「大変な反響があった」と、シェミアトコフスキーは言う。

「たくさんの人が連絡をくれて、これをやるべきだ、あれを試すべきだと言ってくれた。クラーナでは多くの取り組みが進んでおり、多くを市場に投入する予定だ。そこから、従来型の金融サービスに対する非常に重要な代替手段が生まれ、コストの引き下げにもつながるだろう」

ビットコインより金の延べ棒

世界最大の暗号資産プラットフォームであるバイナンスで共同CEOを務めるリチャード・トンも、暗号資産およびステーブルコイン(米ドルのような法定通貨に連動させた暗号資産)がまさに「お金の未来」だと考えている。それらは国境を越えた通常の合法的な送金を支援するだけでなく、世界銀行が地球上の14億人の成人が該当すると推計する「銀行口座を持たない人々」にも役立つ可能性があると、トンは述べる。

バイナンスは23年、無認可の送金事業を実施するための共謀などについて罪を認め、40億ドルを超える罰金の支払いに合意した。当時CEOだった創業者のチャンポン・チャオも罪を認めて辞任したが、現在も同社の筆頭株主だ。昨年10月には、トランプによって恩赦を受けた。

暗号資産は決済手段を装った資産?