ピラミッド内部の道が細く複雑な理由

クフ王のピラミッドは、エジプトのギザ高原に並ぶ3つのピラミッドの中で最も大きいピラミッド。古代の世界七不思議の中で、唯一現存している建造物でもある。

建造当初は、約146メートルの高さを誇ったと考えられているが、浸食や石灰岩の外装が取り除かれたことで、現在の高さは約137メートルとなっている。

多くの旅行者がピラミッドの内部を探検することに憧れるが、その内部の狭さに驚くこともある。ブリタニカ百科事典によると、クフ王のピラミッドの内部には「開けた空間はほとんど存在しない」のだ。

ピラミッドの入り口は北側の地上から約18メートルの高さにあり、そこから訪問者は厚い石組みを通って、さらには地盤を削った下り傾斜の通路を進んでいく。途中、女王の間やグランド・ギャラリーへとつながる上り通路が分岐している。このグランド・ギャラリーは長さ約46メートルにも及ぶ傾斜した狭い空間である。

さらに奥の部屋に行くほど空間はより狭くなる。細長く締め付けられるような通路の先には、花崗岩で造られた王の間があり、内部には宗教的あるいは換気目的とされる通気孔が設けられている。

その上には、巨大な石の重みによる圧迫から埋葬室を守るために設けられた5つの小さな花崗岩の空間が重なっている。ブリタニカ百科事典によると、地下構造の多くはいまだ未完成のままだ。そのため、ピラミッド内部から迷路のような印象を受ける。

本誌は、この動画の真偽を独自に確認しておらず、TikTokの投稿者にコメントを求めている。

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