各推奨事項には、エビデンスレベルと推奨度の高さが併記されていると研究チームは説明。その理由として、エビデンスの一貫性や直接性が不十分でも、便秘に悩む患者の多くに適用可能でリスクが少なく、コストも低いといった理由から強く推奨されるケースがあるという。

「高繊維食は健康全般に多くの利点があるものの、便秘の改善に特化した効果を裏づけるエビデンスは十分とは言えませんでした」とディミディ准教授は指摘する。

 

そのうえで今回の研究では、従来あまり注目されてこなかった新たな食事アプローチが浮かび上がった。今後、その有効性の高さを確かめるためにも、より質の高い臨床試験が急務だという。

【参考文献】

Dimidi, E., Van Der Schoot, A., Barrett, K. J., Farmer, A., Scott, S. M., Lomer, M., & Whelan, K. (2025). British Dietetic Association guidelines for the dietary management of chronic constipation in adults. Neurogastroenterology and Motility.

Oh, S. J., Fuller, G., Patel, D., Khalil, C., Spalding, W., Nag, A., Spiegel, B. M. R., & Almario, C. V. (2020). Chronic Constipation in the United States: Results From a Population-Based Survey Assessing Healthcare Seeking and Use of Pharmacotherapy. The American Journal of Gastroenterology, 115(6), 895-905.

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