「慢性便秘症の食事管理に特化した、包括的なガイドラインはこれまで存在しませんでした」とディミディ准教授が述べるように、これまでの医療ガイドラインは投薬による治療に偏っており、食事に関する指針は一貫性を欠いていたという。
今回発表されたのは、同疾患に対して初めて策定された科学的根拠に基づく食事ガイドラインとなる。
専門家が勧める食事戦略
新たなガイドラインでは、科学的根拠に裏打ちされた食事方針が提示されている。その1つが、「オオバコ(Plantago ovata)」の種子から得られる「サイリウム(psyllium)」と呼ばれる食物繊維の摂取だ。
サイリウムは便秘改善に一般的に使用されているサプリメントの1つで、特定のプロバイオティクスや酸化マグネシウムとの併用でも効果があるとされている。
本論文の共著者で同教室のケヴィン・ウィーラン教授は、今後さらに研究が進めば生活の質の向上にもつながる可能性があるとして次のように語る。
「今回のガイドラインは、医療従事者と患者が食事によって便秘を管理できるようになる、大きな一歩です。これにより世界中の便秘に悩む人々が、最も信頼できる最新の情報に基づいて症状改善に取り組めるようになります」
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