考えられる最後の要因は、モディ個人の信念だ。2014年の首相就任以来、モディは個人外交を重視してきた。これほど外交に力を入れ、外遊を繰り返したインドの指導者はほとんどいない。

こうした経験から、モディがウクライナ紛争の終結に一役買えると判断した可能性はある。モディはキーウ訪問でインドを潜在的な紛争の調停役として売り込み、ロシアとの歴史的つながりと個人外交の重要性を強調した。

ロシアの強硬姿勢を考えると、モディの外交努力が徒労に終わる可能性もある。アメリカをはじめとする欧米諸国はインドとロシアの歴史的関係から、モディが誠実な仲介役になれるかどうか疑いの目を向けるかもしれない。

それでもモディの積極的な動きは、この問題で慎重に中立を守ってきたインドの姿勢が大きく変化する予兆かもしれない。キーウ訪問が単なるポーズなのかどうかが判明するのは、数週間から数カ月先になりそうだ。

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