ローマ教皇フランシスコは7日、ポピュリスト政治と「イデオロギーのくず」と表現するものを非難し、世界の多くの地域で民主主義が不健全な状態にあると警告した。
教皇はイタリア北東部のトリエステを空路で訪問。2カ月余りで4度目の国内訪問となるほか、9月には在位中最長となる12日間のアジア訪問を予定している。
教皇は社会問題に関するカトリックの年次会合で講話し、多くの人々が民主主義から疎外されていると感じているほか、貧困者や弱者は自力で生き延びなければならなくなっていると指摘。
「今日の世界では、民主主義が明らかに不健全な状態にある。イデオロギーは魅惑的で誘惑するが、自分を否定するように仕向けるものだ」と述べた。
また、「民主主義の危機」がさまざまな国を悩ませていると述べたが、具体例は挙げなかった。
さらに、「安易な解決策にだまされないようにしよう。代わりに、共通の善に熱意を持とう」と呼びかけた。
ほかにも、子どもたちに民主主義的価値観を教えることは重要と訴え、「無関心は民主主義のがん」と警告した。
[ロイター]

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