こうして、第1回のテレビ討論会は、過去の大統領選では例がないくらい早い時期に行われることになった。しかし、6月27日までにはまだ1カ月余りある。その間に、何があっても不思議でない。

実際、討論会の開催要領はまだ決まっていない点が多い。CNNは、6月の討論会をジョージア州アトランタで行い、スタジオには観客を入れないと発表した。

しかし、(不規則発言を防ぐために)発言を指名されていない候補者のマイクを切るかどうかといったことは、明らかにしていない。ABCも討論会の詳細は未定としている。

つまり両陣営とも、さまざまな口実を設けて討論会をキャンセルする余地はいくらでもある。討論会に参加するのが得策でないと判断すれば、相手に責任を押し付けて不参加を決めるかもしれない。

今回、両陣営が手にした成果は、少なくとも選挙戦のある時点で討論会を受けて立ったという事実をつくったこと。ひとまず、臆病者ではないと証明できた、という訳だ。

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