活動の80%は成果の20%しか生み出さないので、そうした活動はやめるのがいちばんいい。大事な活動に多くの時間を割くようにすれば、自然とつまらない活動の時間は減ってくると思っている人が多いが、順序が逆で、まず、つまらない活動をやめたほうがうまくいく。

わたしがこう言うと、必ずこう反発される。いくらつまらないからといって、そう簡単に削れるものではない。家族や会社や社会に対して果たさなくはならない義務もあるのだから......。

もし、あなたもそう考えるのであれば、考え直したほうがいい。いまの環境でも、ものごとのやり方を変える余地はあるものだ。先のアドバイスを思い出してほしい。時間の使い方について、常識にとらわれず突飛な発想をしよう。群れのあとについて行ってはいけない。

新しいやり方を試して、どうなるかみてみよう。できればやめたいと思っていることは、そもそも価値がないものなのだから、それをやめたとしても、誰も気づかないかもしれない。仮に気がついたとしても、わざわざ労力を使ってまでまたやらせるほどのことでもないと思えば、黙って見逃してくれるだろう。

ただ、価値の低い活動をやめるために、環境を根本的に変えなければならない場合もあるだろう。仕事を変えたり、会社を辞めたり、いままで付き合っていた友達との縁を切ったり、ライフスタイルを変えたり、といったことが必要になる。

その場合には、何をどう変えればいいのか、じっくり考えてみることだ。何も変えたくないのであれば、新たに達成感や幸福感が得られることはない。

増補リニューアル版 人生を変える80対20の法則
増補リニューアル版 人生を変える80対20の法則
 リチャード・コッチ 著
 仁平和夫・高遠裕子 翻訳
 CCCメディアハウス

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※抜粋第2回:人間関係を変えるには、まず「大切な20人」のリストを作る。すると上位4人に「重要度」の80%が集中する
※抜粋第3回:毎日を幸福に過ごす7つの習慣の1つ目が「運動」である理由

それもそのはず、起業家、投資家、経営コンサルタントであるリチャード・コッチによる『人生を変える80対20の法則』の初版が刊行されてから20年以上が経ち、この間36の言語に翻訳され、世界で数百万人に読まれてきた。 超忙しい人も、超ヒマな人も、誰にとっても必要なのが、時間革命だ。時間は足りないのではない。時間はあり過ぎるのだ。
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