<欧米との緊張が高まる今、ロシアが見せる核への備え。最新技術で実戦訓練を強化>

ウクライナ侵攻をめぐり欧米との緊張が高まるロシアが、核攻撃への対策をアップデートしていることが明らかになった。

国営タス通信によれば、ロシア軍は地上での核爆発を視覚的に再現するシミュレーターの最新版を開発。爆発の衝撃がもたらす影響や閃光、キノコ雲といった核攻撃の特徴を再現できるデバイスで、地上部隊の実戦訓練や、放射性物質などの情報収集に当たる地上偵察部隊の演習に活用されるという。

実際、核使用リスクは高まる一方だ。ロシアは昨年末、同盟関係にある隣国ベラルーシへの戦術核兵器の配備を完了したとされる。ロシア安全保障会議副議長を務めるメドベージェフ前大統領も1月11日、ウクライナが欧米から供与された兵器でロシアを攻撃した場合、核兵器で反撃する可能性があると警告した。

一方、アメリカも昨年10月、ロシアや中国の脅威に対抗するために新型核爆弾を開発すると表明している。

<本誌2024年2月6日号掲載>

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