パッケージに障がい者アートを取り入れ、社会課題への気づきも促す

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イラストのモチーフにも、人々の関心を高める工夫がこらされている。

顧客の目に止まりやすいように、パッケージにはアートを取り入れている。アート制作は、障がいを持つ人のアート作品を社会に発信する活動を行うエイブルアート・カンパニーに所属するアーティストに依頼。優れた才能を有していても、雇用条件でハンデを抱える障がい者アーティストの活躍の場を生み出している。

さらに、「Any O'clock」の売上の一部は、環境や福祉、教育支援団体へ寄付している。こうした団体が取り組む社会課題をイラストのモチーフとし、寄付金の使途についてパッケージに記載。一般食品にはない商品以外の情報も記載することで、社会課題に対する気づきを促す狙いがある。

秋山氏は「パッケージに目を止めてもらい、商品を手に取り、そこから得られる情報を通して社会に目を向ける。おいしいと感じてもらうことで、食べるものに興味をもってもらう。健康の維持増進を考える上で『無関心』であることが大きな壁になるため、『Any O'clock』が話題のきっかけになり、家庭内での食育を進める一助となることを目指している"エシカル"な商品です」と話す。

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「共感」により広げる、おやつタイムのお菓子の輪。

もちろん、製造先の確保や商品設計、販売先の開拓など課題はまだまだ多い。2023年6月には「日本マタニティフード協会」に加盟し、これまで接点が少なかった若年層をターゲットにした新たな販路開拓を開始した。ブランドを育てていくためにも、人々からの「共感」を得るプロモーション戦略を実施し、販売の拡大を図りたい考えだ。

2013年に和食がユネスコの無形文化遺産に指定されるなど、昨今、日本の食文化は健康食として世界的に注目を集めている。「おから」や「米ぬか」といった日本食ならではの食材を活かし、食育、環境、社会に独自のアプローチする「Any O'clock」は、国内はもちろん海外マーケットへの進出も期待ができそうだ。

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