消費者の「楽しさ」と「実感」を重視し、社会貢献を実感できるシステムを構築

sub12.jpg
B1G1を表した図。公式ストアで購入すると自動的に届く仕組みとなっている。

他のSDGs活動や寄付活動が、寄付先である受益者や社会問題そのものに重きを置いているのに対し、B1G1で重視しているのが、参加する消費者の「楽しさ」と「実感」だ。

単にCTSを寄付して終わりにするのではなく、現地で実際に使われている様子をSNSやサイト上で発信することで、消費者の行動が現地の人の支援につながった事を実感してもらい、社会貢献の楽しさを感じてもらう工夫をしている。

「これまで参加いただいた多くのお客様からは、『自身がほしい商品を購入すると同時に、灯りが必要な地域へ同じ商品を届けることができるため、楽しく社会貢献ができている。手元に同じものがあることで、商品を利用するたびに、社会貢献を実感できる』という声をいただいています」と、川添氏。

近年、こうした活動に賛同する消費者が拡大傾向にあることや、SDGsやサスティナビリティへの社会的関心の高まりなどを踏まえ、B1G1を消費者がさらに社会貢献を身近に感じられる取り組みにすべく、現在は新しいECプラットフォームの開発にも着手している。

狙いとしては、寄付先の様子をエンタメとして配信する機能や、利用者同士が繋がることのできるSNS機能といった消費者が親しみやすいコンテンツを実装することで、寄付の効果が見えない仕組みや、「閉鎖的」「義務的」なイメージなどを一新すること。誰もが楽しく、手軽に持続可能な社会貢献ができるプロセスの構築を目指す。

世界の未電化地域は減りつつあるが、災害や戦争などで突然電気が使えなくなることは、どの地域でもあり得ることだ。誰もが灯りを届けてもらう立場になる可能性がある中で、ランドポートがポジティブな気持ちの社会貢献の輪を広げていくことは、大切になるだろう。

ニューズウィーク日本版 帰ってきたマイケル
2026年6月23日号(6月16日発売)は「帰ってきたマイケル」特集。

伝記映画が日本上陸。マイケル・ジャクソンが2026年によみがえる

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます