<もしワグネルの解体に失敗すれば、プリゴジンは次期大統領としてプーチンの対立候補になるかもしれない?>

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民間軍事会社ワグネル・グループの創設者であるエフゲニー・プリゴジンがロシア指導部に反旗を翻したことを受けて、ロシア軍の元司令官イーゴリ・ギルキンが6月26日、プリゴジンを殺害すべきだと呼びかけた。

プリゴジンはかつてプーチンの盟友とされ、ワグネルの部隊はウクライナ軍と激戦の末ウクライナ東部の要衝バフムトを制圧するなどその戦功は高く評価されている。だが今回の反乱が失敗したことで、プリゴジンが今後どうなるのか疑問視する声が噴出している。

ロシアと同盟関係にある隣国ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の仲介に応じたロシア側は、プリゴジンのベラルーシへの出国を認め、刑事訴追を取り下げることで合意したとしている。だがロシアのコメルサント紙によれば、ロシア連邦保安局(FSB)が今も、プリゴジンについての捜査を続けていると報じた。

「『プーチンの料理人』を処刑せよ」

だがギルキンにとっては、プリゴジンに対する処分は刑事訴追では到底足りないようだ。ギルキンはロシアの著名な軍事ブロガーで、2014年にロシアがクリミアを一方的に併合した際には指揮官として重要な役割を果たした。さらに2022年には、2014年にウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜された事件で有罪判決を受けたことでも知られている。

ギルキンは26日、メッセージアプリ「テレグラム」への投稿の中で、ロシア政府に対してプリゴジンの処刑を要求した。

「ワグネルの全ての司令官や戦闘員が処刑されるべきだとは思わない。だがロシア国家を守るためには、反逆罪と将校らを殺害した罪で『料理人(プリゴジンの異名)』を処刑することが必要だ」と彼は書いた。

プリゴジンの今後については、26日の時点ではっきりしたことは分かっておらず、武装蜂起を試みた罪で刑事訴追されるかどうかについて、メディアの報道や政府関係者の見解は割れている。ロシアの独立系メディア「iStories」は、ワグネルの戦闘員らがモスクワを目指して進軍していた週末、プーチンがワグネルの戦闘員については投降すれば罪に問わない方針を示す一方で、プリゴジンについては治安部隊に「排除」を要請したと報じた。

本誌はこの件についてロシア国防省にメールでコメントを求めたが、返答はなかった。

次期大統領選への出馬も
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