<死んだクジラにありつけたサメは幸運?>

オーストラリアの海上でクジラの巨大な死体から肉片を食いちぎるホホジロザメの姿が撮影された。動画は南オーストラリア州のリンカーン国立公園沖で、地元在住のダリン・ブライアントが撮影したものだ。

【映像】クジラの死骸を食む空腹のホホジロザメ

環境・水資源局は地元住民に対し、サメがクジラの死骸を餌にし続けることが予想されるため、近隣のビーチに近づかないよう警告している。

サメがクジラの死骸を食べることは珍しいことではない。頂点捕食者のホホジロザメだが、死んだクジラの発見は彼らにとっても栄養に富んだ食事を簡単に手に入れられるまたとない機会なのだ。

今年5月には数十匹のサメがザトウクジラの死骸に群がる様子が空撮された。

通常サメは、その大きさゆえに生きたクジラの成体を襲う可能性は低いが、子クジラやより小さな哺乳類を襲うことはある。

クジラは死ぬとガスで体が膨張し、水面に浮いてくることが多い。その後は海流に乗って海岸に打ち上げられる。

ホホジロザメは積極的に人間を襲うことはないが、人間と接触した場合(とりわけ狩りの最中)に衝突してしまうことはある。サメに攻撃される場合、その大半は見間違いによるものだという。水中を泳ぐ人間の姿が、彼らが好む獲物の動きと似ていると思われてしまうことが原因のようだ。

【映像】クジラの死骸を「少なくとも60匹」のサメが食い荒らす

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