タイプ3 自己過激化型 非接触・インターネット感化による単独テロ
この類型は、テロ組織との物理的、直接的な繋がりを一切持たず、主にインターネットやSNSを通じて過激思想に触れ、完全に自らの意思と判断によってテロ事件を起こす単独犯を指す。これは、近年最も増加し、問題視されているタイプである。
テロ組織の高度なプロパガンダ映像やオンラインマガジン、あるいは他の過激思想のフォロワーとの交流を通じて、自己完結的に過激化(Self-Radicalization)を遂げる。犯行の手法は、入手が容易なナイフ、車両、簡素な爆発物などに頼ることが多く、標的も象徴的な場所や不特定多数を狙う傾向が見られる。
テロ組織との接点がないため、従来の情報機関の監視対象になりにくく、犯行の計画を事前に察知することが困難であるという点が、この類型の最大の課題である。彼らの動機は、過激思想だけでなく、個人的な社会不適応、精神的な問題、あるいは過去の失敗など、複雑な要因と絡み合っている場合が多く、その内面的な過激化プロセスを特定することが課題となる。
そもそも、これらの行為がテロに該当するのかという議論も存在する。