マルコスJr.が大統領に就任した場合、フィリピンの外交政策はどうなるのか。
選挙戦では政策の細部がほとんど論じられていない。そのため、アメリカと中国という2つの超大国の間で新大統領がどのように外交を舵取りするのかは、今のところ不透明だ。
父親が失脚した後、一家でハワイに亡命していた時期があるマルコスJr.は、ドゥテルテのように脊髄反射的な反米路線を取るとは考えにくい。
しかし、南シナ海で領有権争いをしている中国に対しても、ドゥテルテより融和的になるとみられている。
マルコスJr.自身は、米中との距離感について明言を避けている。
「超大国の思惑に関係なく、フィリピン国民の利益のために行動すべきだ。他国の外交に利用されてはならない。国民のための外交を追求することが重要だ」
新大統領の手腕が問われることになる。
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