ブラジルの保健規制当局アンビサは、中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)が開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可(EUA)申請を取り消した。カンシノがブラジルの提携先との関係を解消したことを受けた措置。
当局によると、カンシノは提携先を変更する意向で、新たな提携先が緊急使用許可を改めて申請することになるという。
ロイターは電子メールで関係解消に関するコメントを求めたが、カンシノと、同社のブラジルでの提携先だった「Belcher Farmaceutica Ltda」からの返答は現時点ではない。
ロイターが入手した文書によると、ブラジル保健省は今月4日、カンシノ製のワクチン6000万回分を購入する覚書に調印している。
ブラジルでは、ワクチン購入契約に仲介者が関与するのが一般的だが、一部で汚職の疑いも浮上。28日には、ブラジル政府が契約したインド国産の新型コロナワクチン購入の不正疑惑にボルソナロ大統領が関わっていたとして、上院の野党議員が最高裁に刑事告発している。
[ロイター]

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