中国では2018年に「英雄烈士保護法」という法律が成立した。これは戦争で命を落とした軍人に特別なステイタスを与える初の法律だった。また、今年3月から施行された改正刑法では、「英雄烈士」への侮辱は最長で禁固3年の刑が科せられる違法行為となっている。

その初の適用例となったのが南京市に住む著名ブロガーの仇子明(チウ・ツーミン、38)だ。ガルワン渓谷での軍事衝突に関する中国政府の発表に疑問を呈したことが罪に問われた。

仇は新浪微博に、政府が公式発表した死者数が不当に少ないとの見解を投稿。それから数時間のうちに、仇を含む6人が逮捕された。

5月31日に仇は英雄烈士への中傷により有罪となり、8カ月の禁固刑が言い渡された。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます