米大統領選は6日、開票作業が続く激戦州のペンシルベニアとジョージアで、民主党候補のバイデン前副大統領が再選を目指すトランプ大統領を逆転し、リードを維持している。

現時点で獲得した選挙人はバイデン氏が253人、トランプ氏が214人。選挙人20人の大票田であるペンシルベニア州を制すれば、バイデン氏は当選に必要な選挙人270人を獲得する。

同日午後時点で、バイデン氏はペンシルベニア州で1万3558票リードしている。

バイデン氏はまた、ジョージア、アリゾナ、ネバダのいずれか2州を抑えても、勝利が決まる。

ジョージア州でのリードはわずか1579票となっており、同州のラフェンスパーガー州務長官は6日、票差がわずかなため再集計が行われるだろうと述べた。

バイデン氏がジョージアで勝利すれば、同州での民主党候補の勝利は1992年のクリントン元大統領以来となる。

アリゾナ州でのバイデン氏のリードは4万1302票、ネバダ州は2万0352票となっている。

関係筋によると、勝利が視野に入る中、バイデン氏は6日夜、国民向けのテレビ演説を行う。勝利演説となる可能性がある。

一方、トランプ大統領は、米国のための「戦いを決して諦めない」と言明し、投票結果を巡る法廷闘争を続ける構えを鮮明にした。

トランプ氏は声明で「全ての合法な票を集計し、不正な票は集計すべきでないと最初から言い続けているが、民主党はその都度、こうした原則に反対している。われわれは政府に対する米国民の信認に応えるためにも、あらゆる法律に従って手続きを進める」と表明した。

ただ、共和党内では、トランプ氏の強硬姿勢に必ずしも賛同できず、トランプ氏は主張を抑えるべきとの声も上がっている。

こうした中、トランプ陣営と共和党は、法廷闘争のための費用として少なくとも6000万ドルの資金を集めようとしており、支持者らに献金を募ったことが複数の関係者の話で分かった。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【話題の記事】
・【調査報道】中国の「米大統領選」工作活動を暴く
・巨大クルーズ船の密室で横行する性暴力


ニューズウィーク日本版 米イラン合意 トランプの密約
2026年6月30日号(6月23日発売)は「米イラン合意 トランプの密約」特集。

イランが有利に見える14項目の覚書にはアメリカとの「談合」が隠されている

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます