<投票日の翌朝に再選されたトランプという「朝日」が昇る──勝利宣言さながらの動画が既にスタンバイ中>

11月の米大統領選で再選を目指すドナルド・トランプ陣営が、フェイスブックに新たな広告を投稿した。「リベラル派が嘆き叫ぶなか、トランプの顔をした日が昇る」というこの広告はトランプ再選を意味するもので、政治広告に関するフェイスブックの規定の「抜け穴」を利用する形で投稿された。

広告は、ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグが19世紀に作曲した組曲「ペール・ギュント」の中の1曲、「朝の気分」を流して投票日の「翌朝」を演出。「アメリカに朝が来た」というナレーションで始まり、朝日が昇って花が咲いたところで「ドナルド・J・トランプは今も変わらずアメリカの大統領だ」という音声が流れる。シュールで嫌な予感をさせる広告だ。

フェイスブックは「投票結果が判明する前に勝利宣言をする」内容の政治広告を禁じているため、この動画は「非表示」の扱いになっている。

トランプが民主党のジョー・バイデン候補に負けてもホワイトハウスに居座ろうとする可能性を警戒し、フェイスブックは選挙終了直後も一切の政治広告を停止する。

だがこの規定には「抜け穴」がある。10月27日よりも前に出稿された広告(今回の「今も変わらず大統領」はその前日に出稿された)については、選挙終了直後に再投稿してもペナルティの対象にはならないことになっているのだ。

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