ハンコック英保健相は5日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため実施しているロックダウン(都市封鎖)のルールを無視する人が後を絶たなければ、屋外での運動を禁止するなど対策を強化せざるを得ないと警告した。

新型コロナ感染症による英国内の死者は4日時点で4934人と、前日から621人増加した。

ロックダウンに関する現在のルールでは、対人距離を保つことを条件に散歩やジョギングなど日々の運動は認められている。

しかしハンコック保健相は、日光浴など他の活動は他者を危険にさらす恐れがあり、ロックダウンを長期化させる可能性があると警告。多くの人はルールに従っているが、少数の人が違反を続けた場合、「追加措置をとらざるを得ないかもしれない」と述べた。

5日は気温の上昇により市民が公園などに出かけるのではないかとの懸念が浮上していた。ロンドンでは、4日に日光浴をしたり大人数で集まったりする人が多く見られたとして、5日に公園を閉鎖する自治体もあった。

ハンコック保健相は外出制限の緩和時期について、感染拡大を抑制できた段階にならなければ判断できないとし、「まだそうした段階にはない」と述べた。

政府の新型コロナ対策立案に協力したインペリアル・カレッジ・ロンドンのニール・ファーガソン教授はBBCのインタビューで、英国内の新型コロナの流行は向こう7─10日でピークを迎えるとの見方を示した。

その上で「その後は、感染者がどれだけ早急に減少するかが極めて重要になる。ピークが横ばいのまま長期間続くか、もしくは早急に減少させることができるかが問題で、現行の対策がどれだけ有効かに左右される」と述べた。

死者は約7000人から2万人余りの範囲になる可能性があるとの見方を示した。

[ロイター]
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