米自動車大手フォード・モーターは30日、新型コロナウイルスの感染者が重症化した場合に必要になる人工呼吸器について、米ゼネラル・エレクトリック(GE)のヘルスケア部門と提携し、今後100日間にミシガンの工場で、5万台を生産すると発表した。その後は必要に応じて月3万台の生産が可能という。

同社が生産するのは、米食品医薬品局(FDA)の承認を得た簡素化された設計の人工呼吸器で、空気圧を利用し電力を必要とせず、COVID─19(新型コロナウイルス感染症)患者の多くに対応できるという。

患者が急増している州の当局者らは、米政権と製造業部門の企業に対し、人工呼吸器の生産を加速させるよう訴えていた。

フォードは従業員500人を動員して生産を開始する計画。従業員は工場に立ち入る前に新型コロナの感染症状がないか検査を受け、工場内では安全な距離を保つよう配置される。

トランプ大統領は27日、「国防生産法」に基づく権限を行使し、ゼネラル・モーターズ(GM)に対し人工呼吸器の生産を命じた。

GMは29日、インディアナ州の工場で、夏までに1カ月当たり最大1万台の生産を目指すと表明した。

[デトロイト ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

【関連記事】
・「コロナ失業」のリスクが最も高い業種は?
・「アメリカの新型コロナウイルス死者、20万人に上る可能性も」国立感染症研究所所長
・中国、感染しても無症状者は統計に反映せず 新型コロナウイルス感染爆発「第2波」の懸念


cover200407-02.jpg
2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます