Georgina McCartney
[ヒューストン 27日 ロイター] - 米国時間の原油先物は1バレル当たり約2ドル下落して取引を終えた。それでも、中東周辺の海上輸送が混乱し、イラン戦争終結に向けた合意がなお見通せないことから、価格は6カ月ぶりの高値圏で推移している。
清算値は、北海ブレント先物が1.93ドル(1.67%)安の1バレル=113.88ドル。米WTI先物は1.86ドル(1.83%)安の99.90ドルとなった。
中東地域の集団防衛の枠組み「メッカ共同防衛協定」に加盟するサウジアラビア、トルコ、パキスタンの高官は26日、中東情勢の緊張緩和を目指し、イランの首都テヘランでイラン指導部との会合を開いた。イラン国営メディアは、4カ国は平和と安全保障分野での協力強化を念頭に協議を継続することで合意したと報じている。
こうした中、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は27日、サウジ最大の石油精製施設であるラス・タヌラ製油所を弾道ミサイルで攻撃したと表明。また、サウジ軍の軍用機を攻撃したほか、紅海の重要な海上輸送路であるバベルマンデブ海峡付近でサウジの支援を受ける部隊の前進を撃退したと表明した。
コンサルティング会社ゲルバー・アンド・アソシエーツのアナリストは顧客向けノートで、「フーシ派のサウジへの攻撃が続き、湾岸地域での軍事プレゼンスが拡大している」と指摘。外交を巡る報道が足元のプレミアムの一部の巻き戻しを促しているとしても、こうした要因から「供給リスクは依然として残っている」と述べた。