[ニューヨーク/ロンドン 27日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対しやや上昇した。週内に予定されている一連の主要中央銀行の政策決定会合を控え、経済見通しや金利の先行きに関する手掛かりを見極めようとポジション調整が入る地合になっている。

今週は米連邦準備理事会(FRB)が28日に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表。続いて欧州中央銀行(ECB)が29日、日本銀行が30日に金融政策決定会合の結果を発表する。3中銀とも金利据え置きを決定するとの見方が大勢で、経済・金融情勢の見通しのほか、今後の政策運営について示唆されるか注目されている。

バンク・オブ・アメリカのマーク・カバナ氏率いるアナリストは投資家向けリポートで「FRBが金利据え置きを決定すれば、ドル相場を巡るリスクは下向きに傾く。タカ派的なメッセージはおおむね中立材料になるが、『ハト派的な据え置き』になればドル安が大きく進む可能性がある」と述べた。

ドルは先週、AI関連株の急落などを背景に下落圧力にさらされたが、その後は下げ止まった。コンベラのFX・マクロ戦略担当、ケビン・フォード氏は「ドルはFOMCを前に持ち直しており、AI関連銘柄を巡る投資家心理も先週と比べるとやや安定している」としている。

終盤の取引で、ドル/円は0.24%高の157.90円。

片山さつき財務相は27日の参院財政金融委員会で、金利や為替相場はさまざまな要因を背景に市場において決まると述べた上で、「政府は市場の動向を高い緊張感を持って注視し、必要ならば断固とした措置を取るということでずっと注視している」と述べ、円相場を下支えするため必要に応じて介入する姿勢を改めて示した。

円は先週、AI関連株を巡る投資家の不安を背景に安全資産とされる円に資金が流入したことで、主要通貨の中でも比較的堅調に推移。週間ベースで対ドルで約0.75%上昇し、9月上旬以降で最大となった。

ユーロ/ドル は0.33%安の1.1136ドル。ECBの四半期銀行貸出調査でECBによる利上げの影響が実体経済に表れ始めていることが示され、ユーロは下げ幅をやや拡大した。

ユーロはエネルギー高に加え、フランスの財政懸念などが重しになり、10月に入ってから対ドルで1.70%下落している。

英ポンド/ドルは0.19%安の1.3317ドル。

主要通貨に対するドル指数は0.27%高の102.29。

ニュージーランド準備銀行(RBNZ)とカナダ銀行(BOC)も28日に金融政策を発表する。いずれも利上げが決定されるとの見方が大勢になっている。

ドル/円 NY終値 157.94/157.96

始値 157.69

高値 157.97

安値 157.63

ユーロ/ドル NY終値 1.1122/1.1126

始値 1.1147

高値 1.1154

安値 1.1123

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