Dan Catchpole Shivansh Tiwary

[シアトル 27日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングが27日発表した7─9月期決算は、調整後損益が1株当たり0.34ドルの赤字と、LSEGがまとめたアナリスト予想の0.21ドルの赤字を上回る赤字幅となった。また、フリーキャッシュフロー(FCF、純現金収支)の伸びがアナリスト予想を下回り、100億ドルの目標達成は市場予想より1年遅い2029年になるとの見通しを示した。

さらにケリー・オートバーグ最高経営責任者(CEO)は、主力旅客機である737について、今年の生産目標と航空機の納入目標を達成できないとの見通しを示した。

株価は午後の取引で10%超下落。2025年4月以来の大幅安となった。

ボーイングは同四半期にFCF4億6400万ドルを計上した。今年これまでに3億5900万ドルのキャッシュを費消したが、なお年末までに20億ドルを創出する見込みだとしている。

ジェフリーズのアナリスト、シーラ・カヤオグル氏は27日の調査リポートで、ボーイングは来年30億ドルを創出する見込みだが、納入減と設備投資増により、市場予想である55億ドルを下回ると指摘した。

ゲイベリ・ファンズの投資アナリスト、トニー・ゲイベリ氏によると、航空機需要が高く、主要な競合が欧州のエアバス1社のみであることから、ボーイングの長期見通しは依然良好だが、それでも投資家は売りに傾きやすくなる可能性がある。同氏は、キャッシュフロー改善の遅れはいかなるものでも市場に嫌気されるだろうと述べた。

<生産の苦戦>

ボーイングは現在、737の月産47機という生産目標の達成時期を2027年初めと見込んでいる。同社幹部は5月の時点では、今年の夏にこのペースに達するとしていた。

ジェイ・マレーブ最高財務責任者(CFO)によると、この結果、ボーイングは今年、500機の納入目標を達成できない見通し。

オートバーグCEOは、主翼の生産が引き続き主要な制約要因となっているものの、ボーイングはなお2027年下半期に月産52機への引き上げを計画していると述べた。

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