Ricardo Brito Gram Slattery

[サンパウロ 27日 ロイター] - ブラジル大統領選で現職のルラ大統領に敗れたフラビオ・ボルソナロ上院議員が、連邦最高裁判所のパスポート提出命令に従わずに米国に向けて出国したことが関係筋2人の話で分かった。

この件に関して、在ブラジル米国大使館からコメントは得られていない。ボルソナロ氏の弁護士はコメントを控えている。ブラジル連邦警察の高官は、ボルソナロ氏が通常の出入国審査手続きを経て国外に出た記録は確認されていないとしている。

フラビオ氏は大統領選の第1回投票では首位に立っていたが、25日に行われた決選投票でルラ氏に敗北。フラビオ氏は26日、収監されている父親のジャイル・ボルソナロ前大統領と面会した後、連邦警察からパスポートの提出を求められたと明らかにしていた。

関係筋によると、フラビオ氏は資金洗浄(マネーロンダリング)捜査の一環として26日に24時間以内のパスポート提出を命じられていた。別の関係筋2人によると、この期限が過ぎたことを受け、同氏のパスポートは失効扱いになっているという。

フラビオ氏の父親のジャイル氏は2022年の大統領選でルラ氏への敗北を認めることを拒否した後、米国に渡航。ジャイル氏はその後ブラジルに帰国したが、クーデターを企てた罪で禁錮27年の判決を受けた。

米国在住のフラビオ氏の弟、エドゥアルド・ボルソナロ氏は大統領選の決選投票前、ポッドキャスターのスティーブン・クラウダー氏に対し「兄が勝てなければ、国外へ出るべきだと考えている」と述べ、フラビオ氏が選挙に敗れた場合には国外移住が必要になるとの認識を示していた。

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