Steven Scheer Alexander Cornwell
[エルサレム 27日 ロイター] - イスラエルで27日、総選挙の投票が行われ、投票開始から7時間で有権者の44.9%が投票を済ませたことが分かった。中央選挙委員会は、投票終了までなお8時間を残す中、「過去の全ての記録を更新した」とした。
今回はイスラム組織ハマスが主導した2023年10月7日の攻撃以降、初めての選挙となる。戦時下のネタニヤフ首相の政権運営に審判を下す選挙となり、有権者からは同国史上最も重要な選挙だとの声が聞かれた。
選挙情勢の分析担当者らは、前例のない高い投票率が結果にどのような影響を及ぼすか、予測に慎重だ。パレスチナ系イスラエル人の投票が急増すれば、ネタニヤフ氏率いる右派連合の議席増に歯止めがかかる可能性がある。同時に、同氏に代わる政権の樹立にはアラブ系政党の支持が必要となる可能性も高まるが、ユダヤ系政党の指導者の間では異論の多い選択肢だ。
ネタニヤフ氏は投票開始から5時間余りが経過した時点で、支持者に投票を呼びかけた。対立する左派勢力や、人口の約5分の1を占めるアラブ系イスラエル人の投票率が高いと指摘。「われわれの投票率も高くなければならない。皆がこぞって投票所に向かう必要がある。国の命運を左右する局面だ」と述べた。