[ドバイ 27日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は27日、サウジアラビア最大の石油精製施設であるラス・タヌラ製油所を弾道ミサイルで攻撃したと表明した。また、サウジ軍の軍用機を攻撃したほか、紅海の重要な海上輸送路であるバベルマンデブ海峡付近でサウジの支援を受ける部隊の前進を撃退したと表明した。
フーシ派のヤヒヤ・サリー報道官は、攻撃を受けラス・タヌラ製油所で火災が発生したとしている。サウジ当局は現時点で攻撃を確認していない。ブルームバーグ・ニュースは関係筋の話として、サウジ当局がラス・タヌラの石油積み出しターミナル付近で発生した火災を封じ込めたと報じた。
フーシ派はこのほか、ナジュラン空港に駐機していた軍用輸送機2機と、ハミスムシャイトの空軍基地を攻撃したと表明。サウジは現時点でこれらの攻撃を確認していない。
また、フーシ派と戦うサウジ主導の有志連合は、フーシ派がサウジの首都リヤドに向けて発射した弾道ミサイル2発を迎撃したと表明。午後にリヤドで一時、空襲警報が発令された。
ラス・タヌラ製油所はペルシャ湾岸に位置しており、処理能力は日量55万バレル。石油積み出しターミナルも併設されている。サウジの石油輸出のほぼ全量はペルシャ湾岸のラス・タヌラと紅海沿岸のヤンブーという2つの主要港を経由。フーシ派はこれまでも両施設を攻撃している。