[ベルリン 26日 ロイター] - ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は、現在中国市場向け車両で使用されているソフトウエアを欧州の量産車にも展開する可能性がある。経済誌マネジャー・マガジンが26日報じた。実現すれば、提携先の米電気自動車(EV)メーカー、リビアン・オートモーティブは存在感が薄れる恐れが出てくる。

VWはこれまでソフトウエアを分離して運用。中国市場向けには同国のEVメーカー小鵬汽車(シャオペン)と共同開発したアーキテクチャーを採用しつつ、欧米市場向けには リビアンと共同で独自の技術を開発している。これはVWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)のソフトウエア戦略の中核を成す58億ドル規模の投資プロジェクトだ。

報道によると、シャオペンと共同で中国モデル向けに開発したシステム「中国電子アーキテクチャー」が、VWグループの中核ブランドである「VW」、「シュコダ」、「クプラ」の将来の車種の基盤となる可能性がある。

VWブランド責任者、トーマス・シェーファー氏は27日に経営陣にこの提案を示す見通しだとされる。この提案は欧州でEVの品揃えの拡充を進めている3ブランドの次世代モデルの約4分の3が対象となる。

VWは報道についてコメントを差し控えた。

VWはソフトウエア分野での競争で苦戦している。大衆向けブランドから「アウディ」や「ポルシェ」などの高級ブランドに至る同グループの複雑な車種群は、ソフトウエア子会社カリアドを含め、規模拡大の壁となっている。

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