Takahiko Wada
[東京 27日 ロイター] - 日銀が27日に発表した9月の消費者物価のコア指標によると、ガソリンの暫定税率廃止や補助金などの「特殊要因」を除いた消費者物価指数は3指数とも前年比の伸びがそろって大幅に加速した。中東情勢の緊迫化によりさまざまなコストが上昇する中、幅広い品目で価格転嫁が進んでいることが示された。基調物価が2%程度に到達したとの日銀の判断を後押しするとみられる。
特殊要因・生鮮食品を除くCPI(特殊要因除くコアCPI)は前年比3.2%上昇した。8月の2.6%上昇から急加速し、2023年10月以来の高い伸びとなった。9月はエネルギー関連政策による押し下げ効果が8月より大きかったことも、政策要因を除いた際の伸び急拡大につながった。
特殊要因・生鮮食品・エネルギーを除くCPI(特殊要因除くコアコアCPI)は2.7%上昇(前月2.2%上昇)。特殊要因・食料・エネルギーを除くCPIも2.4%上昇(同1.8%上昇)と、24年4月以来の2%台に浮上した。価格転嫁が飲食料品にとどまらず幅広く行われていることが示唆された。
日銀は、金融政策運営において注視する基調的な物価上昇率の動向を示すものとして、消費者物価のコア指標にも注目している。複数の関係筋によれば、日銀は29―30日に開く金融政策決定会合で基調物価が2%程度に到達したとの認識を示す公算が大きい。
総務省が23日に発表した9月の全国コアCPIは2.1%上昇で、25年12月以来の2%台となっていた。