[27日 ロイター] - 27日アジア時間の原油先物は小幅に続落している。イラン戦争終結への期待が供給懸念を和らげている。ただ、サウジアラビアへの攻撃で地域の早期安定期待が後退し、北海ブレント先物は半年ぶり高値に近い水準を維持している。
0000GMT(日本時間午前9時)時点で、北海ブレント先物は0.66ドル(0.57%)安の1バレル=115.15ドル。米WTI先物は0.44ドル(0.43%)安の101.32ドルとなった。
サウジ、トルコ、パキスタンは26日、中東の緊張緩和に向け、テヘランでイラン当局者と協議した。サウジは、今回の訪問について「軍事的な緊張の再燃を防ぐ」ため、開かれた交渉ルートの確立を目指したと説明した。イラン国営メディアによると、4カ国は平和と安全保障分野の協力強化に向け、協議を継続することで合意した。
ただ、イランと連携する武装組織フーシ派が主要産油国サウジへの攻撃を再開し、和平の見通しは不安定で、下値は限られた。
米ワシントン近東政策研究所がまとめたデータによると、10月のホルムズ海峡とその周辺水域における商船への攻撃件数は、2017年の記録開始以来、月間で最多となった。
先週は、イランが海峡周辺でタンカーへの攻撃を相次いで実施したことを受け、北海ブレント先物が117ドルを超え、4月以来の高値に急騰。26日にも117ドルを付けた。
一方、事情に詳しい業界関係者2人によると、ロシアの製油業者は10月にディーゼル燃料の生産を増やしている。ロシア政府が米国との供給合意を受け、輸出枠を認めたことが背景にある。