[26日 ロイター] - HSBCは26日、世界株の投資判断を「最大のオーバーウエート」から「中立」に引き下げた。中東での地政学的緊張の再燃や、米中間選挙を控えた人工知能(AI)規制への懸念を理由に挙げた。
HSBCはリポートで「3月中旬以降、株式を最大のオーバーウエート、国債を最大のアンダーウエートとしてきた。しかし、絶え間なく変わる市場の論調を踏まえると、もはや従来と同じ強さの確信は持てない」と述べた。
• 先進国の国債については「最大のアンダーウエート」から「オーバーウエート」に2段階引き上げた。
• 米中間選挙で民主党が勝利した場合にAI分野が減速する可能性、あるいは政治的な膠着状態が生じて財政懸念が和らぐ可能性のいずれかが、国債の支援材料になり得ると指摘した。
• 「賭け市場のオッズは、民主党が圧勝する『ブルーウエーブ』の可能性を過大評価しているかもしれない。ただ実際にそうなれば、AI規制への懸念が短期的な打撃となる可能性がある」とした。
• 株式の中では、フランスを巡る懸念からユーロ圏に対して一段と慎重な姿勢を示した。新興国市場についても、域内でAIに対する弱気な見方が広がっていることを理由に、慎重姿勢を強めた。
• このほか、金に対する「オーバーウエート」の判断を引き下げる一方、原油の投資判断は「オーバーウエート」に引き上げた。