Francois Murphy
[ウィーン 23日 ロイター] - オーストリア外務省は23日、「外交官としての身分にそぐわない活動」をしたことを理由として、ウィーン駐在のロシア人外交官4人を国外追放すると発表した。この表現は通常、スパイ(諜報)活動を実施した人物に対して用いられる。
今回の措置により、2020年以降にオーストリアが追放したロシア人外交官は計18人となった。
外務省は声明で「オーストリアの治安当局による調査結果に基づき、オーストリア外務省はウィーン駐在のロシア人外交官4人に対して措置を講じた」とし、4人を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)」だと宣言。4人に国外退去を命じたことを明らかにした。
うち3人は駐オーストリアロシア大使館に、1人は欧州安保協力機構(OSCE)の軍事安全保障・軍備管理担当ロシア代表部に勤務していた。
オーストリアは中立国だが、22年のロシアによるウクライナ侵攻後は政治的にウクライナ側に立っている。
これに対し、駐オーストリアロシア大使館はウェブサイト上の声明で「オーストリアは西側諸国の反ロシア政策を無思慮に受け入れており、こうした措置に対しては必然的に相応の対応を取ることになるだろう」と反発。4人の国外追放措置について、オーストリア当局によるロシアに対する「さらなる非友好的な措置」だと称した。
ウィーンにはOSCEのほか、国際原子力機関(IAEA)などの国連機関があり、外交上の主要な拠点の一つとなっている。