Dan Catchpole
[24日 ロイター] - 米中間選挙が来週に迫り各地で応援合戦が熱を帯びる中、接戦の中西部2州で行われた民主党の集会にオバマ元大統領が登壇した。トランプ大統領本人や政権の対イラン政策などを痛烈に批判し、中間選挙での投票は現政権の「愚行を少しでも食い止める」ための「サーキットブレーカー」であり、ブレーカーを切り替えて政府に説明責任を求めるべきだと訴えた。
ミシガン州デトロイトで上院議員候補エルサイード氏の応援に立ったオバマ氏は、トランプ氏は国民の税金で私腹を肥やし利権を売り買いする前代未聞の大統領だとし、「今や共和党は腐敗した政府、無能な政府、機能しない政府の代名詞になってしまった」と批判した。米政権が「勝利」したとしている対イラン政策では、イランがホルムズ海峡を通過する船舶の攻撃を示唆することで石油輸出国を動揺させており、結果としてイランの影響力を高めることになったと指摘した。
さらに、政権の中枢部はさまつな事柄にしか興味がなく、ヘグセス国防長官を例に挙げ「兵士の顎のラインや男性ホルモンといった『重要問題』ばかり気にしている」と皮肉り、ホワイトハウスの改装についても悪趣味だとやゆした。
ホワイトハウスはコメントの求めに即座に応じなかった。ロイターとイプソスが8月に実施した世論調査では、トランプ一族が暗号資産関連で得た収益について63%が不適切だと回答、「大統領の政策判断は私的なビジネス上の利害関係に影響されている」との回答は69%に上っていた。
激戦州の一つとされるミシガン州では、ピーターズ民主党上院議員の引退に伴いエルサイード候補が共和党のロジャース元下院議員と接戦を繰り広げている。オバマ氏は民主党内で依然、最も人気の高い人物の1人で、デトロイトでの集会に先立ってオハイオ州クリーブランドでも、議席奪還を目指すブラウン元上院議員の応援演説を行なった。