Lewis Krauskopf Tharuniyaa Lakshmi Ragini Mathur
[23日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が軒並み下落して取引を終えた。一方、ハイテク株は持ち直し、市場をけん引してきた人工知能(AI)関連銘柄にとって波乱の1週間を締めくくった。市場の関心は、来週予定される企業決算や連邦公開市場委員会(FOMC)に移っている。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合は小幅な下げにとどまった。前日は、巨額のAI投資を支える資金調達コストへの懸念が強まり、1日として6月以来の大幅下落となっていた。
S&P総合500種の大半のセクターが軟調で、一般消費財や金融はいずれも1%を大きく超える下げとなった。一方、エネルギーセクターは2.5%上昇し、過去最高値を付けた。サウジアラビアでのイエメンの親イラン武装組織フーシ派による攻撃を受け、中東からのエネルギー供給が一段と混乱するとの懸念が高まり、北海ブレント原油はこの日、4月下旬以来の高値を付けた。
この日は通信関連銘柄が下落し、通信サービスセクターの重しとなった。宇宙開発企業スペースXが全米で少なくとも8万カ所の携帯電話基地局の利用を確保するため、通信インフラ企業と協議していると報じられたことが材料となった。
AT&TとTモバイルはともに約8%下落し、ベライゾンは1.2%安。一方、スペースXは1.9%上昇した。
アメリカン・エキスプレスは3.7%下落し、ダウ工業株30種の重しとなった。同社は、2026年通期の利益予想を市場予想を上回る水準に引き上げた。また、事業再編の一環として世界の従業員の5%に当たる約3500人を削減する計画を発表した。
来週は、アルファベット、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムのAI「ハイパースケーラー」3社の四半期決算発表が予定されており、各社の設備投資見通しが市場の注目を集めそうだ。
マン・グループのチーフ・マーケット・ストラテジスト、クリスティナ・フーパー氏は「AI関連銘柄を疑問視する動きの余波は依然として残っている」と指摘。「来年、AIデータセンター拡張への投資がこれまでの予想よりも少なくなる可能性は確かにある。だからこそ、市場に様子見姿勢が広がっているのだと思う」と述べた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.72対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は154億株。直近20営業日の平均は172億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52215 -652. -1.23 52696 52696 5205
.16 82 .70 .70 5.10
前営業日終値 52867
.98
ナスダック総合 25955 -53.5 -0.21 25893 26111 2586
.34 2 .95 .62 6.15
前営業日終値 26008
.86
S&P総合500種 7623. -39.7 -0.52 7637. 7660. 7612
68 5 18 15 .07
前営業日終値 7663.
43
ダウ輸送株20種 20041 -252. -1.24
.91 52
ダウ公共株15種 1098. -7.01 -0.63
09
フィラデルフィア半導 10779 +47.4 +0.44
体 .46 9
VIX指数 19.45 +0.42 +2.21
S&P一般消費財 1859. -26.2 -1.39
52 7
S&P素材 644.9 -6.45 -0.99
0
S&P工業 1393. -18.1 -1.29
48 7
S&P主要消費財 986.9 -18.4 -1.83
6 1
S&P金融 929.9 -12.5 -1.33
8 1
S&P不動産 271.4 +0.63 +0.23
1
S&Pエネルギー 1065. +26.0 +2.51
83 8
S&Pヘルスケア 2089. -23.6 -1.12
64 1
S&P通信サービス 435.8 -6.14 -1.39
0
S&P情報技術 6893. +24.2 +0.35
28 4
S&P公益事業 432.4 -2.89 -0.66
7
NYSE出来高 12.61
億株