Lucia Mutikani

[ワシントン 23日 ロイター] - S&Pグローバルが23日発表した10月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は57.6と、5年ぶり高水準を付けた9月の58.4から小幅低下した。それでも、堅調な需要を背景に、企業は財(モノ)・サービスの価格を引き上げており、今後数カ月でインフレが一段と加速し、高止まりする可能性があることを示した。

10月は製造業が底堅く推移したものの、広範なサービス業の小幅な後退によって相殺された。 新規受注指数は58.2と、前月の58.1から小幅上昇し、2022年3月以来の高水準となった。上昇は主にサービス業によるもので、S&Pグローバルは「予防的な在庫積み増しに一部押し上げられた国内需要の高まり」と輸出の伸びを指摘した。

販売価格指数は59.8と、9月の58.4から上昇し、22年8月以来の高水準となった。製造業・サービス業の双方で企業が価格を引き上げた。

投入価格指数は64.9と、9月の65.9から低下したものの、依然として高水準にある。ただ、製造業は今月も価格上昇に直面しており、同指数はなお4年ぶり高水準付近で推移した。

サプライヤー納入指数は38.1と、9月の40.9から低下し、4年超ぶりの低水準となった。

9月に急増していた全体の雇用は10月に低下したものの、製造業では雇用が伸び、製造業の雇用指数は12年3月以来の高水準となった。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「コスト圧力は引き続き重大な懸念だ」と指摘。「一方で、サプライチェーン(供給網)のボトルネックの問題が深刻化し、受注残が積み上がっている。このため企業はコスト上昇分を顧客に転嫁しやすくなっている」と述べた。

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