タイのワチラロンコン国王の妻、スティダー王妃が10月20日、皇居・御所を訪れ、天皇皇后両陛下と面会した。
王室関連のInstagramアカウント「thairoyalfamily」には、王妃が天皇陛下と笑顔で握手を交わす写真が公開された。光沢のあるシルバーのスーツをまとい、髪をすっきりとまとめた王妃。華やかながらも上品な装いで、天皇陛下と皇后雅子さまに迎えられている。
両陛下とスティダー王妃の面会は今回が初めて。お茶を共にしながら約50分間懇談し、英語で言葉を交わされたという。
スティダー王妃は、札幌で開催された女子アイスホッケーのアジア選手権に出席するため、14日に来日。しかも、タイのバンコクから約7時間、王室専用機を自ら操縦して日本に到着した。
その優雅な姿からは想像しにくいが、王妃はタイ国際航空の客室乗務員を経て軍に入隊し、パイロットの資格を取得した異色の経歴の持ち主だ。
しかも、単なる航空機愛好家ではない。タイ陸軍大将の階級を持ち、国王護衛部隊の指揮官などを歴任。パラシュート降下やジャングルでの戦闘訓練も修了するなど、本格的な軍歴を持っている。
さらに10月8日には、スウェーデン製戦闘機「グリペン」の単独操縦訓練を実施。その様子がInstagramで公開された。
動画には、ヘルメットと酸素マスクを着用した王妃がコックピットに座り、滑走路から離陸する様子が収められている。翌9日には、パイロットスーツ姿で戦闘機の前に立つ写真も投稿された。
天皇皇后両陛下との面会で見せたエレガントな姿と、戦闘機を操縦する勇ましい姿。王室の公務と軍人としての経歴という、異なる二つの顔を持つスティダー王妃。その意外な一面が、SNSに公開された写真と動画から伝わってくる。
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