Aditya Kalra
[ニューデリー 23日 ロイター] - インド大手財閥リライアンス傘下の通信会社ジオ・プラットフォームズの32億ドル規模の新規株式公開(IPO)は、申し込み最終日の23日、 応募がさらに膨らみ、募集枠の10倍を超えた。評価額は最大1083億ドル。28日に取引が始まれば、時価総額でインド最大級の企業の一つとなる可能性がある。
ジオのIPOは、人工知能(AI)関連株への視線が厳しさを増す中、大型上場に対する投資家の意欲を測る試金石として注目されている。IPOはヒンズー教の縁起の良い祝祭シーズンに合わせて実施される。
機関投資家、個人投資家、従業員、株主から旺盛な需要があった。大半の申し込みが価格帯の上限である1株=1119ルピーで行われたと仮定すると、需要総額は既に245億ドルを超えている。
これとは別に、アブダビ投資庁(ADIA)や米ブラックロック、フィデリティなどのいわゆるアンカー投資家が19日、専用の割当枠に応募している。8億5400万ドル相当の割当枠に対し、250億ドルを超える申し込みがあった。
取引所のデータによると、23日時点で機関投資家向け枠の応募倍率は26.5倍に達し、大口投資家の旺盛な需要が浮き彫りとなった。個人投資家向け枠は2.3倍、従業員枠とリライアンス既存株主枠はそれぞれ2.7倍、6.6倍だった。
ジオはリライアンス・インダストリーズの傘下にあり、携帯通信網の利用者は5億人を超える。これは単一国内の顧客数ベースで中国移動(チャイナモバイル)に次ぐ規模だ。