[上海 23日 ロイター] - 中国株式市場は反発。前場は軟調だったが、政府系投資家が好んで売買する上場投資信託(ETF)の取引が急増し、後場に切り返した。
優良株で構成するCSI300指数は一時1.9%下落したが、1.7%高で終了。上海総合指数が0.9%高。
CSI300指数は6月22日の終値ベースの高値を約19%下回っており、テクニカル的な弱気相場入りの目安とされる20%下落に近づいている。週間では1.6%下落。11週連続の下落で2005年の指数算出開始以来、最長となった。
後場の反転の背景には、政府系投資家で構成する「国家隊」に人気のETF数銘柄の売買急増がある。これを受け、当局が相場を下支えしているとの観測が広がった。
トレーダーやアナリストは、最近の中国本土株(A株)の軟調さは、中国政府の小出しの景気刺激策に対する失望が影響していると指摘する。
モルガン・スタンレーのアナリストは中国株に引き続き慎重な姿勢を示し、「内需の弱さと流動性面の逆風が続いている。一方、バリュエーション(株価評価)はまだ明確な底に達していない」と述べた。
RBCウェルス・マネジメントはリポートで、財政刺激策の不足と期待外れの企業業績が株価下落の原因と指摘。新たな政策や技術面の材料がなければ、不安定な相場は来年初めまで続く可能性があり、国家隊の下支えだけでは、相場回復を維持できないとの見方を示した。
香港市場のハンセン指数が0.7%高で引けた。