[ソウル 23日 ロイター] - 韓国半導体大手SKハイニックスは23日、金融市場の変動や最近の株価動向を理由に、米子会社ソリダイムの米国での新規株式公開(IPO)を見送ると発表した。

声明によると、今後の投資時期や規模、資金調達方法の見直しを含め、ソリダイムの事業拡大に必要な資金を確保し、株主価値を高める方策を引き続き検討する。

「今回の決定は、ソリダイムの成長見通しや投資需要の変化を反映したものではない」と表明した。

SKハイニックスとソリダイムの業績はいずれも好調だが、市場の変動が激しくなり、半導体株全般が調整局面に入ったことから、上場を再検討したと説明した。

ソリダイムは米カリフォルニア州ランチョコルドバに本拠を置き、NAND型フラッシュメモリーとソリッドステートドライブ(SSD)を専門とする。

SKハイニックスは、人工知能(AI)向けのメモリー半導体需要が拡大する中、ソリダイムの事業拡大資金を調達する手段の一つとしてIPOを検討していた。

上場による外部資金の調達は、連結ベースのキャッシュフローを改善し、新たな生産施設への投資資金を確保するとともに、配当や自社株買い、自社株消却を通じた株主還元を支える可能性があったと説明した。

また、ソリダイムの成長余地は親会社であるSKハイニックスの企業価値評価に十分反映されていないとし、IPOによって投資家の理解が深まる可能性もあったとした。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。