Stephen Culp

[ニューヨーク 22日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が反落。ナスダックは1日の下落率として6月5日以来の大きさを記録した。注目企業の決算発表が相次ぐ中、人工知能(AI)への投資競争を巡る懸念が再燃した。

一方、優良株で構成するダウ工業株30種は取引終了の数分前に小幅高に転じた。

フェイスブックの親会社メタ・プラットフォームズは、決算がアナリスト予想を上回ったものの、株価は7.0%下落した。AI関連支出により10年以上ぶりにキャッシュフローがマイナスとなったほか、AI技術への投資資金を調達するため、1対2の株式分割で議決権のない株式を発行する計画を発表した。

電気自動車(EV)メーカーのテスラは3.1%安。四半期のフリーキャッシュフローが予想外のプラスとなり、2026年の設備投資計画を引き下げたものの、売られた。

現在の強気相場を大きくけん引してきたフィラデルフィア半導体指数は6.7%急落し、1日の下落率として6月23日以来の大きさとなった。

同指数はこの日の下落で、6月22日に付けた終値ベースの最高値を26%超下回った。ただ、年初来ではなお51.5%上昇している。同期間のS&P総合500種の上昇率は11.9%。

マーフィー・アンド・シルベストのシニアウェルスアドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「ウォール街にとっては素晴らしい一日だ。市場で本当に苦戦しているのは、6月ごろまで市場の寵児だったハイテク株だけだ」と指摘。「投資家はAIの成長シナリオにいくつかの穴があると気付き始めている。株価指数はハイテク株の比重が非常に大きいため、その影響を受けている」と述べた。

地政学面では、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がサウジアラビアの標的に新たな攻撃を仕掛け、原油価格が5カ月ぶりの高値を付けた。投資家は、中東情勢の混乱が続けばインフレが高止まりし、米連邦準備理事会(FRB)が利上げ継続を迫られる可能性を懸念した。

米労働省が発表した新規失業保険申請件数は、数十年ぶりの低水準付近での推移が続いた。労働市場の安定を示す兆候は、FRBがインフレ抑制に注力する余地を与える。金融市場は現在、FRBが年末までに政策金利をさらに25ベーシスポイント(bp)引き上げる可能性を織り込んでいる。

プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は、コスト上昇圧力が利益を一段と圧迫すると警告したものの、決算がアナリスト予想を上回り、5.6%上昇。主要消費財指数を支えた。

ブラックストーンは8.4%高。AI関連債務の信用スプレッド拡大が、より高いリターンを確保する機会になり得るとの見方を示した。

航空宇宙・防衛大手ロッキード・マーチンは通期の売上高と利益の見通しを引き上げ、7.0%上昇した。

スウェーデンの音楽配信大手スポティファイは11.1%上昇。第4・四半期の利益見通しが市場予想を上回った。AIを活用した機能が利用者数の拡大を促すと見込んでいる。

半導体株が幅広く売られる中、インテル、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、サンディスク、マーベル・テクノロジーはいずれも8%超下落した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.01対1の比率で上回った。ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.37対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は187億9000万株。直近20営業日の平均は171億9000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 52867 +11. +0.0 52788 52927 52508

.98 89 2 .41 .88 .38

前営業日終値 52856

.09

ナスダック総合 26008 -694 -2.6 26308 26359 25918

.86 .00 0 .41 .41 .09

前営業日終値 26702

.86

S&P総合500種 7663. -93. -1.2 7694. 7702. 7637.

43 74 1 62 94 36

前営業日終値 7757.

17

ダウ輸送株20種 20294 +371 +1.8

.43 .87 7

ダウ公共株15種 1105. +23. +2.1

10 71 9

フィラデルフィア半導体 10731 -773 -6.7

.98 .58 2

VIX指数 19.03 +2.3 +14.

5 09

S&P一般消費財 1885. -32. -1.7

79 72 1

S&P素材 651.3 +2.1 +0.3

5 6 3

S&P工業 1411. -12. -0.9

65 99 1

S&P主要消費財 1005. +30. +3.1

37 29 1

S&P金融 942.4 +10. +1.1

9 98 8

S&P不動産 270.7 +2.4 +0.9

8 8 2

S&Pエネルギー 1039. -7.8 -0.7

75 0 4

S&Pヘルスケア 2113. +27. +1.3

25 64 3

S&P通信サービス 441.9 -13. -3.0

4 74 1

S&P情報技術 6869. -212 -3.0

04 .11 0

S&P公益事業 435.3 +8.4 +1.9

6 7 8

NYSE出来高 14.43

億株

シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6271 - 大阪比

5 485

シカゴ日経先物12月限 円建て 6268 - 大阪比

0 520

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