[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、円が1日としては約1カ月ぶりの大幅上昇となる見通し。株式市場の不安定な動きや中東での戦争長期化に伴う原油高、人工知能(AI)投資の将来の収益性に対する疑念を背景に、投資家が安全資産を求めた。

円は対ドルで0.75%上昇し、1ドル=156.96円となった。

円相場の動きの一部は、重要な節目である1ドル=160円に近づいていたことも背景にある可能性がある。この水準に近づくほど、日本当局が円を下支えするため再び介入する可能性が高まると見られている。

ドルは、円と同様に伝統的な安全資産とされるスイスフランに対して0.42%下落し、1ドル=0.821フランとなった。

円やユーロなど主要通貨に対するドルの値動きを示すドル指数は0.08%低下し、101.60。

ユーロは0.09%下落し、1ユーロ=1.1222ドルとなった。

ウェルズ・ファーゴのグローバル為替戦略責任者、エリック・ネルソン氏は「米国のAI関連企業の信用力とフランスの国家としての信用力という、それぞれの弱点を巡る材料がせめぎ合っている。ここ数日は、どちらへの懸念が強いかによって相場が左右されている。フランスへの懸念が米国のAI関連企業の信用力への懸念を上回る限り、ユーロは相対的に軟調に推移するだろう」と語った。

フランスが巨額の債務負担に対処できるかどうかへの懸念が同国の国債を圧迫し、債務水準が高い他のユーロ圏諸国への不安も高めている。

英ポンドは0.05%上昇し、1ポンド=1.3401ドル。豪ドルは0.11%下落し、1豪ドル=0.7019米ドルとなった。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは4.27%下落し、8万1023ドルとなった。

ドル/円 NY午後3時 156.77/156.81

始値 156.88

高値 157.35

安値 156.70

ユーロ/ドル NY午後3時 1.1219/1.1220

始値 1.1213

高値 1.1225

安値 1.1189

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