[ローマ 22日 ロイター] - 欧州中央銀行 (ECB )理事会メンバーのパネッタ・イタリア中銀総裁は22日、銀行による自国国債の保有を制限するという案は時期尚早であり、有益でないとの考えを示した。

銀行が多額の国債を保有すると金利上昇に対して脆弱になり、銀行と国家財政の「負の連鎖」を招く危険性は広く議論されており、一部のエコノミストは、銀行が自国の国債に対するエクスポージャーを制限することを提案している。

パネッタ氏はトリノで開催された経済フォーラムで、こうした提案は「やや時期尚早である」と指摘。2011─12年のユーロ圏債務危機当時よりも銀行の財務体質は強化されており、資本準備金に対する国債保有比率もはるかに低いと述べた。

現在の問題は長期金利の上昇にあり、こうした状況下で長期国債の購入余地を制限することは賢明でないと述べた。さらに、監督当局は銀行が国債や金利リスクに過度にさらされていないかを既に監視していると説明。その上で「現時点でこの議論を行うことはあまり有意義ではないと思う」と述べた。

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