Sybille de La Hamaide
[パリ 22日 ロイター] - フランス政府は22日、主に牛などの家畜が感染するシャモンダウイルスについて、ヒトへの感染を世界で初めて確認したと発表した。患者はその後、死亡した。ただ、現段階で一般市民へのリスクはないとしている。
国際獣疫事務局(WOAH)によると、シャモンダウイルスは吸血性昆虫のヌカカが媒介する。牛のほか、馬やアルパカ、羊、ヤギでも確認されている。
政府の声明によると、患者はフランス東部でウイルスを保有するヌカカに刺された疑いがある。同地域では今春から夏にかけて動物の間でウイルスが広がっていた。
国連の世界保健機関(WHO)は、今回の感染について仏当局と連絡を取っていると明らかにしたうえで、「現時点で得られている情報と近縁のウイルスの感染経路に関する知見に基づけば、これはヒトへの単発の感染例であり、現段階で感染拡大につながる可能性は低い」と説明した。
仏政府も、一般市民への健康リスクは確認されていないとした。
地元紙ル・プログレによると、患者はリヨン地域に住む60代の男性。ストックホルムに本部を置く欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、患者は10月上旬に死亡した。重い病気の治療を受けており、一般の人より感染しやすい状態だった。