Sumit Saha

[8日 ロイター] - ハリケーン「イサイアス」の襲来を控え、メキシコ湾地域にある米国のエネルギー企業は日量約130万バレルの原油生産と、約11億立方フィートの天然ガス生産を停止した。米海洋鉱物管理局(MMA)によると、生産停止量はメキシコ湾地域での米国の原油生産量の約63%、天然ガス生産量の約57%に相当する。

イサイアスは米南部のアラバマ州南部とフロリダ州パンハンドル地域の間に上陸する見通しで、9日夜にミシシッピ、アラバマ、フロリダ各州の州境近くを通過すると予想されている。

イサイアス接近による供給の混乱拡大などを受け、8日の原油価格は前日より4%上昇した。

コンサルティング会社アース・サイエンス・アソシエイツの予測によると、イサイアスの影響によってメキシコ湾全域で約900万バレルの原油生産が失われる可能性があり、これは7月の熱帯暴風雨「バーサ」が通過した際の710万バレルを大きく上回る。影響を最も受けやすい企業として英BP 、米シェブロン 、イタリアのエニ 、米マーフィー・オイル 、英シェル などを挙げた。

BPは8日、ナキカおよびサンダーホースの施設の稼働を停止し、全従業員を避難させたと発表した。一方、シェブロンはメキシコ湾地域にある5つの施設の稼働を停止し、沖合で勤務する労働者の大半を陸上に移動させた。シェブロンによると、メキシコ湾地域の残る4つの施設では生産を継続している。

シェル社も7日、メキシコ湾での操業を縮小していると発表した。

米エネルギー情報局(EIA)によると、メキシコ湾の米連邦管轄海域では日量約200万バレルの原油が産出されており、これは米国の産出量の約15%に相当する。この地域では天然ガスも日量平均約21億立方フィートが生産されている。

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