[モスクワ 8日 ロイター] - ロシアは8日、シベリアのペスト研究所の女性職員が死亡した問題で、接触者全員に対する健康観察を終了したと発表した。問題に区切りをつけたい意向を示した形だ。
国の衛生当局と地元州知事は声明で、接触者全員の経過観察が終了したとし、約5000件の検体から危険な病原体は検出されなかったと改めて表明した。
イルクーツク州のコブゼフ知事は「メディアが厳しい目を向ける中、専門家は状況を徹底的に調査した。試練だったが、立派に乗り切った」と述べた。
ただ、世界保健機関(WHO)や米国が説明を求める中でも、ロシア当局は職員の死因がペストだった可能性について、依然として明確な見解を示していない。
当局はこれまで、職員は肺炎にかかって死亡したが、肺炎の原因はまだ特定されていないと説明している。